2004年02月26日
IntelがCPUの64bit拡張技術をAMD64互換にした訳だが、決定の背景がなんかイヤ
Intel、「IA-32e」64bit拡張はAMD64互換と発表したがインプレスPCウォッチに、IntelがCPU64bit拡張技術をAMD64互換にした推測した記事がある。
当初はIntelの64bit拡張技術とAMDの64bit拡張技術には互換性はなかった。
IntelとMicrosoftの間で64bitの手法について交渉があったようだ。
AMDはMicorsoftに利用された?
後藤弘茂のWeekly海外ニュースでは、IntelとMicrosoftの交渉を次のように伝えている。
WinHECでは、Microsoftのビル・ゲイツ会長兼CSAがキーノートスピーチの中でAMD64版Windowsを紹介。32bitソフト上でプラグインだけ64bit対応することで、処理を高速化できることなどのデモを行なった。こうしたMicrosoftのAMD64サポートの姿勢を、Intel側は「同社に対する宣戦布告」と受け取ったとある情報ソースは伝える。
あるCPU関係者は「MicrosoftがAMD64サポートに前倒しにして積極的に動いているのは、Intelとの交渉を有利に進めるためのカード」と語っていた。
Athlon 64が登場、Microsoftがさらにカードを切ったことで、追い込まれたIntelが、AMD64互換にするという要求をのんだと推測できる。
そんな大人のやり取りがIntelとMicrosoftの間であったらしいが、IntelとMicrosoftはなんかダーティーだ。
AMDはIntelに対して圧倒的に弱者だから仕方ないが、AMDはなんかビジネス的ではなく「思考が浅い」とも感じる。
IntelがCPUの64bit拡張技術をAMD64互換にしたことで、最も得をしたのはIntel、AMD、Microsoftの3社のうち、Microsoftだな。ユーザーにとっても、IntelCPUでもAMDのCPUでも同じ様に使える方がいい。
儲かっているからダーティーなのか、ダーティーだから儲かるのか?。どっちだろう?
この記事はPCパーツ[2004] カテゴリーに含まれています | Edit