2004年02月27日
愛媛ビジネス界では結構有名
サバンでAPCのUPS「CS 350」が+980円で購入できるキャンペーンをしているらしい。このサーバー起動時にCDからブートするのだが、起動後はCDの内容を全部メモリに読み込んで動作するので、CDにアクセスしないようになっている。
一番安いモデルで79800円なので個人では買うのはちょっと無理。79800円モデルに使われているパーツのアキバ価格を計算してみると
ケース \20000
MB VIA Eden (C3/533)\12000
メモリ 512MB \9200
CDドライブ \3000
40GB HDD \5000
だいたい 50000円くらいのハードウェア・・・OSが29800円くらいか。特別高いわけではなさそう。
結局のところ、サバンのサーバーは起動後にCDの内容をメモリに展開することを含めて、単にRedhat Linux9カスタマズしたものなので技術的な目新しさはなく、cronでの定時コピー、カーネルパニック時の自動再起動、オートリブートスクリプトによる常駐ソフトの監視といった小技が効かせてあるので、管理者にとっては楽。各種設定はブラウザからLinux設定が行えるWebmin経由だ。ターゲットユーザーがLinuxのヘビーユーザーではないのでWebminを使って設定するのは当たり前かもしれない。
「CD-ROMから起動する無設定サーバーの開発」という内容で中小企業庁や愛媛県から補助金?出資金?をゲットしているが、「LinuxをCDから起動してCDの内容をメモリ上に展開する」のは、サバンじゃなくてもLinuxヘビーユーザーであれば可能のはずなので、門田氏の事業化への取り組みがスバライのかな。
サバン社長の門田 智弘氏は愛媛ビジネス界では結構有名人らしい。「ビジネスえひめ」でインタビューされたこともあるそうだ。