2004年04月11日

現行マザーの大処分セールの予兆か?



2004-04-11-33ツクモ各店ではマザーボード全品でポイント12%還元をしている。ツクモが特定メーカー協賛でない大幅ポイント還元をするのは「決算や年度末などの現金が必要な時期」とピタリと一致するのだがまだ4月は始まったばかりなので、この時期のマザーボード全品の12%ポイント還元は珍しい。

時期ハズレのマザーボード12%ポイント還元には2つの理由が考えられる。








--------------------------------------------------------------------------------------------

1)消費税総額表示によって、お客さんの購買意欲が減り、4月の売上が激減している。売上挽回のため。

2)ソケットLGA775マザーが出るし、Socket939もでるので、Pentuim4も、アスロン64/オプテロンも含めて、現行マザーのほとんど全てが大幅変更になる。そのためのマザーボード処分。

--------------------------------------------------------------------------------------------

はっきり言って、マザーボードで12%もポイント還元すると、マザーボードの利益はほとんどなくなる。どんなに多くても8%くらいしか取れないはず。ものによってはポイント考慮すると儲け0円であろう。

俺の予想では現行マザーボードの処分だ。

2004-04-11-32Pentium4では主力になっている875P/865シリーズの後継チップセットとされる「Alderwoodチップセット」「Grantsdaleチップセット」ではPCI Expressの採用やDDR2メモリのサポート、Socket478に代わる新型CPUソケットのLGA77が採用されるそうだ。アスロン64/オプテロンもSocketの変更が5月下旬と噂されている。

新しいチップセットの登場により、Pentimu4プラットホーム、アスロンプラットホームともに、Socket変更、新しいメモリ規格「DDR2」、「PCI Express」など、マザーボードを取り巻く環境が一気に変わると予想されるので、現行マザーの在庫を減らそうとしているのであろう。一般にCPUやHDD、メモリの在庫数は、価格下落が大きいので、リスク回避のために2ヶ月分の在庫を持つことはない。在庫が多くてもせいぜい2週間分だ。しかしマザーボードはCPUやHDDに比べると価格の変動が少ないので、在庫は大目にあることが多い。

決算以外の時にツクモが現行マザーを12%ポイント還元で売り切って、売り場のマザーボードをほとんど無くして新型マザーの入荷を待った例は過去にも見たことがある。

関連リンク

LGA775の新型Pentium 4対応マザーが展示中

新型ソケットのマザーはサンプル出荷であるが、すでにアキバには入荷している。

Intelの新チップセットAlderwood/Grantsdale 

2004-04-11-23ユーザーズサイドでは ASUS SK8N Socket940 / nForce3pro150 14800円だった。

通常価格は23800円だそうだ。ASUS製品でここまで値段を下げて売られるのは、「もうこのマザーは扱わないよ」という宣言に等しい。Socket940も処分開始だろう。



アキバBlogトップページへ









アキバBlog内 記事検索
この記事はよもやま[2004] カテゴリーに含まれています | Edit