2004年07月03日

エーオープン曰く「いち早く不具合情報をつかみ、発売日をあえて遅らせて〜」いうのは、おそらくウソ

925/915チップセットを使ったマザーボードの出荷が再開されたらしく、MSIやASUS、GIGABYTEなどでは正常動作するチップを使ったマザーボードにはシールを貼ったり、シリアル番号記載シールに「chipset ok」と書いたものを出荷するようだが、AOPENがオモシロイことを言っているようだ。

915/925チップセットのマザーボードをいまだ発売していないエーオープンジャパンのニュースリリースによると、「いち早く不具合情報をつかみ、発売日をあえて遅らせ不具合の改善に全力を尽くしてまいりました。その結果、発売日が遅れてしまい、弊社製品をお待ちいただいているお客様におかれまして、多大なるご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます」とコメントを出していて、7月上旬から店頭での製品販売を開始するそうだ。

いつも通り他メーカーの発売よりも遅いペースで進めていたところに、ちょうどいいタイミングで925/915の回収騒動があったので、そんなことを言っているのだとしか思えないぞ。 ソニーがVAIO type RにつかっているICH6は品質検査しているというのは、VAIOの価格を考えれば納得できる話だが、Tier1のくせに新しいチップセットと使ったAOPENマザーボード発売はいつも遅いので、「いち早く不具合情報をつかみ、発売日をあえて遅らせて~」いうのは、おそれらく おそらくウソ。


Tier1(ティア1)とは MYCOM PCWEB PCテクノロジートレンド 2004 SPRINGより

チップセットメーカーから見た、マザーボードベンダーのプライオリティを示す用語。
例えばIntelの場合、ASUSTeK/GIGABYTE/MSI/AOpenなど数社がTier1にあたり、その他のベンダーは全てTier2となる。Tier1は新チップセットを優先的に廻してもらえるほか、数量/価格もTier2ベンダーより優遇される、設計資料なども入手しやすい、など非常にメリットがある一方、色々な制約も課せられている。また、望めばどのベンダーでもTier1になれるというものではない



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