2011年03月23日
「緋弾のアリア」3冊刊行記念、赤松中学&こぶいちインタビュー(後編)
コミックアライブ編集部リナックスです。前回に引き続いて、「緋弾のアリア」の著者である赤松中学先生、イラストのこぶいち先生へのインタビューをお送りします!インタビュー後編は原作小説についてのディープな話から、漫画版「緋弾のアリア」、「外伝」、「4コマ漫画」の三つの漫画についても本音で語っていただきました!インタビュー前編はこちら。
注意:ここからは原作小説のネタバレを含んでいます。未読の方は是非小説を読んで、キャラクターや組織名を理解してから読んで下さいませ。
◆ ネタバレ&初公開設定を大暴露!怒濤の後半戦スタート!
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25日に発売になる原作文庫9巻! 久々のアリア表紙です! |
―――「緋弾のアリア」9巻のカバーでは久々にアリアが登場しています。苦労された箇所は?
こぶいち先生(以下、こぶいち):苦労ではないですけど髪の毛と刀を描くのに時間がかかりました。二刀流を描くのは初めてだったので「やっと描けたなあ」と感慨にふけりました。
―――第9巻ではアリアが大分デレたと感じました。やっぱり「緋弾」の影響があるからでしょうか?
赤松中学先生(以下、赤松):その通りです。男性から見たらただデレて可愛くなってるんですが、理子とか白雪たちから見たら、ライバルとして危険度が増してるわけですよ(笑)。
―――ますますキンジの取り合いが激化しそうです。今後の注目ポイントは恋のバトルと「緋弾」に関わる部分、どちらでしょうか?
赤松:ラブコメじゃないですかね?(笑)。これだけ周りに女の子がいっぱいいるんだから、そこは楽しんでおかないといけないだろうと思ってます。 ラブコメとバトルのバランスはその巻によって全然違うんですけれども、第9巻は前半の戦いがものすごくシビアだったので、後半の日常シーンで溜めておいて……オチですごい危険が来る! っていう全体のバランスがポイントです。
―――作品全体での質問なのですが、理子がギャルゲーにハマった理由を教えてください。彼女の過去を知ってしまうと、ギャルゲーをやる余裕はなかったように思うんですが……。
赤松:あるんですよ、理由が……ええ。『イ・ウー』にあったんです。ゲーム機が!!
担当編集:……今考えたでしょ?(苦笑)
赤松:いや! 最近考えたことは事実ですけど!(笑)
(一同笑い)
赤松:理子が昔マトモな服を着せてもらえなかったという辛い時期に、その横でヒルダはいい服を着ていたので、『自分もああいう服が着たいなあ』と空想していたんです。なのでゲームやマンガに出てくるようなヒラヒラした綺麗な服に憧れがあって、ギャルゲーをプレイしながら『いつかこういうのを着たい』っていう強い思いに火が付き、武偵高校の制服もヒラヒラに改造してしまったわけです。ギャルゲーはきっと、ジャンヌをムリヤリ付き合わせたりとかしてたんです(笑)。
―――「イ・ウー」に居た頃のジャンヌと理子が……というだけで、もう面白いシーンがたくさんありそうな……。
赤松:ええ、相互に影響を与え合った仲なので。時々、理子がフランス語を喋ったりしてるんですが、これはそういう地域に居たというのもあるんですが、やっぱりジャンヌの影響もあるんです。
―――もう一つ気になるのが、白雪は外出をほとんどしないのに、勝負下着で黒とか派手なものをつけてるんですが……。
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星伽 白雪 武偵高校の生徒会長でキンジの幼馴染み 代々続く巫女の家系。 |
赤松:(目を光らせる)これはねえ、私も第2巻を書いた時に『……どこで買ったんだろう?』と思いながら書いてたんですが……結論はもうその時に出てるんですよ。
―――あ、はい。教えて下さい。
赤松:(ものすごいドヤ顔で)通信販売です!
―――ネットですか!?
赤松:ちょっと古風な子なんで、カタログ販売かもしれません。(小さくガッツポーズをしながら)いつ聞かれても大丈夫なように、答えを用意してたんですが、ついに……訊かれる時が来ましたね。
―――っていうか第2巻から考えてたんですか! 相当前からですよ?(「緋弾のアリア」2巻の刊行は2008年12月)
赤松:白雪に関してはもう解決しましたね!
◆さらに、コミックス版、外伝「緋弾のアリアAA(ダブルエー)」、新連載「緋弾のアリアちゃん」の謎に迫る……!
―――「コミックアライブ」で連載されている漫画版「緋弾のアリア」の率直な感想をお願いします。
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左はコミックス版「緋弾のアリア」3巻 右は外伝ダブルエー1巻です ダブルエーのあらすじはヤングガンガンの公式ページでチェック! |
こぶいち:二刀流はこんな感じなのか!という感動。挿絵で描いたことがなかったので。
赤松:テキストから絵に変わる所で『あっ、ココってこうだったのか!』と。 『こよかよしの先生はこういう風に解釈してくれたんだ』とネームを毎回興味深く、面白く読んでます。例えば小説第1巻でキンジが飛んでくる弾を斬る『弾丸切り』。僕は正面に縦に斬ると思ってたんですよ。でも、こよか先生は逆手に刃を持って下から斬るんですね。他にも白雪がアリアとキンジの部屋に乗り込んでくるシーンも、白雪はこういう動きをしてたのか! とか、アリアがここまで追いつめられたのかとか(笑)。
―――「ヤングガンガン」(スクウェア・エニックス)では先生がシナリオを書かれている外伝「緋弾のアリアAA(以下:ダブルエー)」が連載されてますが、こちらの位置づけは?
赤松:よく見るとおわかりかと思うんですけど、原作小説の第1巻とほぼ同時進行で話が進んでいて、チラッとキンジが出て来ていたりします。 例えば志乃とあかりが道を歩いている後ろでキンジがゲームショップから出て来ているコマがあるんですが、実はそれ、小説の第1巻で理子に渡すギャルゲーを買って出て来たところなんですよ。
―――なるほど!(笑) 時間的にリンクしていると。
赤松:ええ、原作読者の方も読んでいただければ、もう一つの裏が見えます。『AA(ダブルエー)』には複数の意味がありますが、その一つは『アリア』のAと主人公『あかり』のAなので、『あかり』という人間が成長していくのに『アリア』がどう影響していくのかに注目です。 バスジャックが起きてアリアが負傷してしまう、その時あかりはどう思うのか、どう影響するのか……など、多角的に楽しめると思います。
―――あかりをデザインする上で、意識した点は?
こぶいち:シルエットが他のキャラとあまりかぶらないように意識してデザインしてます。
―――3月26日発売の「月刊コミックアライブ5月号」では4コマ漫画の連載も始まります。
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3月発売のアライブで連載開始の「緋弾のアリアちゃん」。執筆されるのは武シノブ先生 |
赤松:本編で出来ない部分をフォロー出来るのが大きいです。例えばアリア達が回転寿司を食べたり野球したりしてもいいわけです。もちろん本編でもしていいんですが、そうなると本編の方での意味が発生してしまいますので、『緋弾のアリアちゃん』の方が自由度が大きいです。 私も全部ではないのですがネタを出させてもらって、協力させていただいています。
―――自分の描いたキャラクターがいろいろな方に執筆されていることについて、お気持ちは?
こぶいち:制服の細部のデザイン設定を深く考えてなくて御迷惑かけてすみませんという反省が……嬉しいのはすごく嬉しいです!!
―――アニメ、マンガ、外伝「ダブルエー」、スピンオフ4コマなど「緋弾のアリア」はさらに広がっていきますね。それでは最後に、原作ファンやアニメで初めて「緋弾のアリア」を楽しむ方へ、メッセージをお願いします。
赤松:作家ってある日いきなりなるものなんですけど、それ以前にもやっぱり『超大作を書いたんだけど誰も読んでくれない!』って時期が当然あったんですね。それが今、読んでくれる人が大勢いるのがすでに幸せなんです。だから、もうその時点で感謝です。今後も読み続けて貰えるように書いていきたいと思います。原作ファンの方、まだまだ書きたいことがいっぱいあるんで付き合ってください。そしてアニメで興味を持って下さった方は、アニメをまず楽しんで頂けると幸せです。それぞれの『アリア』を楽しんでください!
こぶいち:スタッフの皆様がすごく力を入れてつくって下さってますので私も楽しみにしてます!一緒に楽しみましょう!
―――本日はありがとうございました。
◆気になるアニメ放映日はこちら!
アニメ『緋弾のアリア』公式ホームページインタビュアー :平和(平和の温故知新) / かーず(かーずSP)
TBSにて4月7日(木)深夜1時25分から放送開始!
MBSにて4月11日(月)深夜2時20分から
CBCにて4月14日(木)深夜2時から
BS-TBSにて4月30日(土)深夜1時から
※放送日時は変更になる可能性がございます。
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