【コラム・ネタ・お知らせ】 講談社BOX8月の新刊3冊!担当が泊まり込み上等で作業した渾身の作品群!

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講談社BOX8月の新刊3冊 表紙の色校。ギャッツビーは泊まり作業の必需品 |
小説版「ルートダブル」は、6月にXboxで発売されたゲーム「ルートダブル」のノベライズで、プレイし終えたユーザーからは早くも「史上最高のアドベンチャーゲームかも」との声も聞こえる、凄いゲームです。というのも、この手のゲームではすでに“伝説”と化しているタイトル「Ever17」を手がけた中澤工さんのプロデュース。
様々に張り巡らされた伏線と、それを回収していく語り口の見事さ、そして驚愕のどんでん返しと最後に待っている感動。とにかく「凄い!」と評判で、PCへの移植も決まっています。
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Shriさんのキャラクタイラスト |
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編集作業中の「ルートダブル」。赤い字は修正部分です |
講談社BOXでの小説版は、メインシナリオを担当した月島総記さんに自ら執筆してもらい、ゲームの再現はもちろんのこと、本編では描かれなかった所まで踏み込んで描いてもらっています。
それ故、少し原稿をいじると、伏線の整合性がとれなくなったりして、その調整が大変なこと大変なこと……。しかも『√Afetr』と『√Before』の2冊もあるし。「2冊同時発売!」なんて、風呂敷広げなきゃ良かったと後悔することしきり。北海道から来て、編集部で一緒に泊まり込みをした月島さん、本当にお疲れ様でした!
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シアトロ惑星 ちほPの描く扉イラスト! 残念ながら書籍にはモノクロで収録です |
で、そこに追い打ちをかけたのがもう1冊、BOX-AiRの連載をまとめた「シアトロ惑星」。
こちらの著者、柴田科虎さんは大阪在住で、普段は別の仕事をしているため、東京に来るタイミングが月島さんと完全にかぶってしまいました(苦笑)。苦肉の策として、柴田さんには会議室で作業をしてもらい、喫煙所で作業する月島さんとの間を行ったり来たり……orz
そんな『シアトロ惑星』は第9回BOX‐AiR新人賞受賞作品です。いまどきの若者風のリアルで生々しい会話が素敵な小説になりました。「ちほP」こと、ちほさんのイラストもスーパー素敵ですしね! しかし連載始めた時は、まさかこんなラストになるとは想像もしてませんでしたが(苦笑)。
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改めてえぬ崎担当の講談社BOX8月刊をぱちり |
そんな訳で、今月の講談社BOXの3冊、もし良かったらよろしくお願いします! けして私の足の臭いはしないと思いますので(笑)。
講談社 講談社BOX 編集えぬ崎
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