このラノ文庫 ロゥド・オブ・デュラハン 「これは…今季覇権ダークラノベキタな」
「頭がない――兜がない。本来あるべき所定の位置にない――それは、小脇に抱えられていた。左上に、密やかに、闇色の兜が添えられているのだった。面頬の閉ざされたその兜から、反響し続けるリィゼの声が漏れる。 "汝――死を拒むことなかれ"」 |
メロンブックス秋葉原店のPOP「新進気鋭の大賞受賞作家紫藤ケイが描くダーク・ファンタジー! 選考委員も担当Iも大絶賛!!!!! これは‥‥今季覇権ダークラノベキタな。」 |
ゲーマーズ本店
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メロンブックス秋葉原店
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とらのあな秋葉原店A
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このライトノベルがすごい!文庫の10月新刊、著:紫藤ケイ氏、イラスト:雨沼氏のライトノベル「ロゥド・オブ・デュラハン」【AA】が、アキバでは5日にでていて、メロンブックス秋葉原店で『新進気鋭の大賞受賞作家紫藤ケイが描くダーク・ファンタジー! 選考委員も担当Iも大絶賛!!!!! 「これは‥‥今季覇権ダークラノベキタな。」』POPがついてた。
ライトノベル『ロゥド・オブ・デュラハン』は、第3回このライトノベルがすごい!大賞の大賞受賞作で、オビ謳い文句は『死の運命を弄ぶ者たちを狩る、デュラハンの物語』。選評には『ある意味、これまでの受賞作になかった作品。ファンタジーだから、ではなく、キャラクターに愛着をもちながらも物語のために冷静に、ときには冷徹に、過酷な状況に陥れる。そんなダーク・ファンタジーの真髄に気づかされました』、『文句なしの大賞受賞作。かっちりとできあがった世界観をはじめ、総合的な完成度がとても高かった』などがあったみたい。
領姫の不可解な死の真相を追う傭兵アルフォンスは、死体を操る死術師と対峙し窮地に陥ったところを、白銀の髪を持つ女に救われる。彼の者の名はリィゼロット。永き時を生き、死の運命を弄ぶ者たちを狩る、精霊デュラハンの一人。漆黒の鎧を身に纏い、純白の大剣を振るいながら、彼女は不自然に歪められた命を狩りつづける。茫洋としたまなざしに、深い悲しみをたたえながら――。第3回『このライトノベルがすごい!』大賞・大賞受賞、哀切と慟哭のダーク・ファンタジー。 裏表紙
なお、「ロゥド・オブ・デュラハン」【AA】の感想には、ラノベ365日さん『最近ではとても珍しい、玄人好みの重厚感ある中世世界を舞台にした本格ファンタジー』、『傭兵として幾度と無く死線をくぐり抜けながらも、真っ直ぐな性根を持ったアルフォンスですが、力及ばず大切に思う人々を救うことができずに、彼の手から次々とこぼれ落ちていく不条理がやるせない』、いつも月夜に本と酒さん『死が受け入れられずに偽りの生にしがみつく亡者と彼らに蹂躙された死者の想いが生々しく強烈に描かれていて、いたたまれなくなったり遣る瀬無くなったりすることもしばしば』、『世界観には重厚感があり、ストレートに感情を揺さぶってくる話で大賞に相応しい作品だった。ダークなものが好きな人にオススメ』などがある。
また、紫藤ケイ氏はあとがきで『本書のデュラハン像は、伝承そのままというわけではなく、様々なアレンジが加わったものとなっています。「妖精」ではなく「精霊」であり、また、「死期を告げる」ことの派生として、「死期をねじ曲げた輩を確殺する」役目を担っています。そのため、多少……いや、すいません、かなり、戦闘に特化した能力を備えるに至りました。そんなデュラハンの女性が、いかなる闘争に身を置き、いかなる悲嘆と向き合っていくかを叙したものが、本書となります』などを書かれてる。
「ロゥド・オブ・デュラハン」書籍情報 / 紫藤ケイ氏のブログ
「いい稼ぎになる――お姫様似の少女の屍輪舞は」
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「初めてできた友達に浮かれる子供と変わらなかった」
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「私は精霊」「死すべきものに、」「確かな死を告げる――」「デュラハン」
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「てなわけでな、坊主。精霊ってのはメンドくさいんだ」
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「私は……罪を犯した」
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「烈火のごとくに赤すぎる大剣が、その手に携えられていた」
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【関連リンク】
宝島社 / このライトノベルがすごい!文庫
「ロゥド・オブ・デュラハン」書籍情報
「このライトノベルがすごい!」大賞 / 第3回受賞作
このラノ文庫編集部ブログ:第3回このラノ大賞受賞作公開
紫藤ケイ氏のブログ / Twitter
雨沼氏のブログ / Twitter / pixiv
【感想リンク】
これは良かった.かなり高いレベルでまとまっている
いわゆるダークファンタジーですよね。ドロドロの
暗い&重い、中二、血生臭いと三拍子揃ったダークアクション
最近ではとても珍しい、玄人好みの重厚感ある中世世界を舞台にした本格ファンタジー
久々に、良作と言えるラノベを読んだ気がするが…
少しエピソードを盛り込みすぎかなというのが第一印象
ロゥド・オブ・デュラハン - 読書メーター