小路啓之/ごっこ 3巻 「殺人・逮捕・そして…家族ごっこの終焉!? 遂にクライマックス!!」
小路啓之氏のコミックス「ごっこ」3巻(完結)【AA】 |
「なぜボクがこんなところにいるのか? 答えは多過ぎて神サマだってどれにするか迷う 幼女略取監禁 強盗未遂 住居侵入罪 年金詐欺 死体遺棄 逃亡犯… 有料採血の禁止 窃盗罪 無銭飲食 危険運転罪 そして殺人罪…」 |
「だってワタシ、おねえちゃんやもん!カエデのこと守らんといかんねん!」 「……あのオンナ……四歳の子供になんてもん背負わすんだよ…」 |
「さあ…オレ達 大人が責任を取る番だ」 |
小路啓之氏がグランドジャンプで連載されていたコミックス「ごっこ」3巻(完結)【AA】が9日発売で、COMIC ZIN秋葉原店でPOPが付けられてた。
コミックス『ごっこ』は、コミックス1巻発売時のコミックナタリーの紹介『オタク趣味の三十路男性と、彼が誘拐した子供・ヨヨ子との擬似親子関係を描いた作品』で、Wikipediaのストーリー紹介は『仕事を辞め自殺しようとしていたボクは、傷だらけの女の子を誘拐して部屋に連れ込んだ。その女の子は欲望のまま自分を犯そうとするボクを見て「パパ」と呼んだ。その一言で、ボクと女の子は親子になった。ヨヨ子を誘拐したボクと、ボクに誘拐されたヨヨ子。数々の嘘と犯罪行為で塗り固めたボクたち親子の生活は、ヨヨ子の実の母親の登場で終わりを告げる』になってる。
完結となる3巻のオビ謳い文句は『ヨヨ子、18歳。ボクの待つ監獄へ。誘拐犯と被害者に、真実の愛は結ばれるのか? 奇才・小路啓之が贈る禁断にして究極の愛の物語、完結!!』で、COMIC ZIN秋葉原店で付いてたPOPは『殺人・逮捕・そして…家族ごっこの終焉!? 危なすぎる物語、遂にクライマックス!!』だった。
危うい"親子ごっこ"は、ボクがヨヨの本当の母親を殺害したことで終わりを告げた。そして投獄から13年、ヨヨが面会に訪れ――!? 禁断にして究極の愛の物語、感動の完結巻!! 3巻裏表紙
なお、「ごっこ」3巻(完結)【AA】の感想には、井村屋あづきさん『全ての伏線が綺麗に収束していくさまにぞくぞくした。万人に勧めるには無理がある毒のある子育て話だけどとおーっても面白かった!!』、マチダコウスケさん 『日常の幸せ感と、不穏さが拮抗しているような作品だったけど、一気に急展開からの完結。ヘビーなんだけど幸せな終わり方は結構胸にくるものがある』、盟神探湯さん『このラストシーンを悍ましい、或いは悪趣味なものと唾棄する人が世には幾らか居るだろうことは知っているけれど、それでも泣けた。美しいなあ』などがある。
「はじまりはヨヨだ 人生に捨てられたボクの前に突然 飛び込んできた」 |
「そして なんとなくヨヨとの親子ごっこがはじまった」 |
「お久しぶりです 今は戸神紅葉といいます」「ヨヨ……」 |
「本当にアナタが 殺したんですか? 」 |
「どうしても病弱なカエデばかり手をかけてしまい もみじはほったらかし…」 |
「…オレは子供の命を救う天使の役だと思ってるよ」 |
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【感想リンク】
幼女を誘拐し父親になったロリコン。精神をエグるテーマは犯罪×家族
構成が非常に美しい
ラストシーン、かなり感動的でした。小路作品でこんな気持ちになるなんて・・・
思うところもあるけど、そういうのも委ねたくなっちゃうスピード感でかっさらう
ヘビーなんだけど幸せな終わり方は結構胸にくるものがある
全ての伏線が綺麗に収束していくさまにぞくぞくした
まさかの展開でハッピーエンド。名作
主人公かっこよかった。つか、考えてることが共感できるわ
悲劇的で喜劇的で、やるせなくて心地いい
幼女誘拐、ロリコン、年金詐欺…とんでもない話のオンパレードですが
話が大きく転換するのはやっぱり面白い!そして終わりもキレイ!
それでも泣けた。美しいなあ
あいかわらず複雑なルートを通って単純明快な着地をする
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