2013年06月05日

【コラム・ネタ・お知らせ】身長181cm！おっとり高身長中２女子の思春期！

皆様、こんにちは！双葉社・漫画アクション編集部の編集Ｋです。今回は5月28日に発売されたばかりのコミックス「富士山さんは思春期」１巻（著：オジロマコト先生）を紹介します！ここだけでしか見られないカバーイラストが出来るまでの画像もあります★。また、関谷あさみ先生の『千と万』1巻、私屋カヲル先生の『こどものじかん』最終巻も！

いま全国で話題本作、まずはこちらの衝撃画像をご覧下さい！

進撃の巨人を超える巨大ヒロイン！？
※写真はMARUZEN&ジュンク堂書店梅田店

オジロマコト先生の「富士山さんは思春期」１巻カバー

■あらすじ

富士山牧央（ふじやま・まきお）は身長181cmの中学2年生で女子バレー部のエース。着替えをのぞかれたのがきっかけ（!?）で幼なじみの同級生・上場（かんば）と付き合うことになって……思春期が大暴走!?

■人物紹介

太マユ、ドングリまなこの女の子

富士山牧央：三里三中に通う身長181cmの中学2年生の女の子。県大会準優勝の強豪女子バレー部の期待のエースだが、元気でおっとりしてる健康少女。

のぞきをしようとしたり行動的中２！

上場優一：身長160cm。富士山さんと幼稚園から幼なじみだけど、中学に入ってからは特に会うこともなくなって…。廃部寸前の弱小男子バレー部員で、女子が気になるお年頃。

そんな二人が、上場が富士山さんの着替えをのぞいたことで……

目に星が！それから急に意識するようになり…

友人たちにも180越えは女じゃない！と笑われるが…

たまたま同じになった帰り道、女の子の発言に…

このリアクション！

勢いで告白しちゃった上場、その答えはまさかのＯＫ！

こうして付き合うことになった二人。だけどそこは中学生、『付き合うって何するんだ？』と初々しく、ちょっとずつちょっとずつ距離が近づいていきます。そのたびに富士山さんのおっとりさが発揮されて上場はドキドキ！

秘密の待ち合わせ場所でハプニング!?

夏祭りで金魚すくい

バレー部エースの無防備な一面

不器用に、それでも少しずつ近づく心

最後に、表紙イラストのラフ絵を公開しちゃいます！！

表紙ラフ案その（１）

表紙ラフ案その（２）

表紙ラフ案その（３）

表紙ラフ案その（４）

一枚のカバーイラストが出来るまでに、何度もラフを切って微調整をしていることが伝わりましたでしょうか？

男子も女子も、誰もがキュンキュンする初々しい身長差カップルを、現役の学生さんならリアルに、大人なら甘酸っぱく読める、おすすめの一冊です。なお、第2巻は8月28日発売予定！初のお泊りに富士山さんの切ない過去などさらにキュンキュンしちゃいますよ、お楽しみに！

さてここからは、同じく漫画アクション編集部のＮ村がお伝えします。早速ですが、富士山さんほど背の高くない中学生の女の子を紹介しましょう。

名前は詩万（しま）。中学１年生。お父さんとふたり暮らし。６月１２日（水）発売、関谷あさみ先生がコミックハイ！で連載中の『千と万』１巻の主人公です。ついに単行本になります。

関谷あさみ先生「千と万」１巻
右が詩万（しま）。左がお父さんの千広（ちひろ）

お父さんと娘のふたり暮らしは、いろいろと思われるところがあります。でも、詩万とお父さんにとってふたりで生活することは当たり前のこと。お母さんがいないからしっかりしているとか、しっかりしていないとか、それは詩万の個性や性格を無視したところでの話なのでしょう。

いろいろと言ってくる人がいます

とはいっても、お母さんがいてもいなくても中学１年生には変わりがありません。大人になってから思い返すと、「なんであんなことで恥ずかしがってたの？」ということも、中学１年生ならではの恥ずかしさが先に立ってやりたがらないことがあります。顔の見えない相手と初めて話す。しかも電話で。上手く会話できなかったらどうしよう。失敗したらどうしよう。失敗するくらいなら、最初からやらないほうがマシ。

それがピザの注文。

お父さんは楽しそうです

思春期の中学生、けっこう厄介です。わりとわがままです。でも、かわいいんです。

かわいい！

やっぱかわいい！

続きまして紹介するのは、6月12日(水)に２冊同時発売する『こどものじかん 13巻』、『こどものじかんほうかご』です。ここからは『こじか』四代目担当編集のＮ野がお送りします。

すでにこのアキバblogさんの中でもお知らせしましたように、2005年から「コミックハイ！」誌上にて連載されていた私屋カヲル先生の『こどものじかん』は、2013年5月号にて最終回を迎えました。そしてこの13巻が最終巻！

「こどものじかん　13巻」カバー見本

小学６年生のりんちゃん達が、中学受験や思いがけない事件を乗り越えて迎えた卒業式。青木先生の子供達に送る言葉は、胸に迫るものがあります。

子供達とともに成長してきた大人達の行く末も、この最終巻の見所の一つ。宝院先生と白井先生の会話もまた『こじか』のクライマックスの一つではないでしょうか。

卒業式で挨拶する青木先生

宝院先生と白井先生…昔は仲良くなかったですよね

まさに大団円を迎えた『こどものじかん』。私屋先生からも以下のようなコメントをいただきました。

【私屋カヲル先生コメント】
長い連載にお付き合いありがとうございました。いただく感想が当初「青木先生キモイ、ロリコン」だったのが、次第に「青木、早くりんと結婚しろ」に変化していったのが印象的でした。エロくて生意気なりんのことを、読み終わる頃には親が見守るような気持ちになってもらえたら嬉しいです。

ぜひ最終巻を読まれたら、もう一度１巻から読み直して欲しい。おませでエッチな小学生というセンセーショナルな注目を浴び続けた「こどものじかん」が、側面では硬派な作品だったことが感じられるかもしれません。

そして13巻と同時発売になるのが『こどものじかんほうかご』です。

「こどものじかん　ほうかご」カバー見本

『ほうかご』はこれまで様々な場面で描き下ろされたショートや短編で、単行本に未収録だったものを集めた作品集です。

まずは目次をご覧下さい。

「こどものじかん　ほうかご」目次見本

ご覧下さい、この項目数！正直言って、編集するのすごい大変でした。土日も休みなし…。しかし、この単行本は断然買いです！何しろ、2004年に『ＣＯＭＩＣＨＩＧＨ』に掲載された幻の第０話とも言うべき、『こどものじかん』読み切りバージョンが収録されています。

2004年？と思われた方いらっしゃいますよね。先程『こじか』は2005年から連載されたと書きましたが、それは『コミックハイ！』誌上での話。実際には、2004年に発売された『ＣＯＭＩＣＨＩＧＨ』、通称・旧コミハイの第１号にて産声を上げているのです。

こちらがらその『ＣＯＭＩＣＨＩＧＨ』第１号。

「ＣＯＭＩＣＨＩＧＨ」 vol.１　2004年3月発売

ちなみに私は当時、今は亡きメンズヤングの編集長をしながら、この雑誌でも担当を持っていました。今考えてもどうしてそうなったのかよく解らないのですが、Ｎ中編集長に『何か連載しろ』と言われてボランティアで仕事をしていたのです。こちらの旧コミハイは残念ながら休刊となり、後に『コミックハイ！』として再スタートを切り今に至ります。

この第０話は当時からかなり話題になり、ネット上でもずいぶんと取り上げられましたよね。
特にこのシーンｗ

実際には合意があっても捕まりますが！

もちろん『ほうかご』には描き下ろしもあります。

『制服のじかん』『ランチのじかん』の２作品、さらには私屋先生による当時の裏話などもあります。

「ランチのじかん」は13巻の後日談です

笑えて泣けてさらに笑える名作『こどものじかん』。これまでこの作品を支えていただいた読者の皆様に感謝！ぜひ最終巻とデザートをお楽しみ下さい。もしコミックをちゃんと読んだことがないという方は、この機会に大人買いもオススメです。どうぞよろしくお願いいたします！

・双葉社
・ＷＥＢコミックアクション

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