2014年04月20日

アルテ1巻 「16世紀フィレンツェ、箱庭お嬢様の画家修業!」

アルテ 大久保圭氏のコミックス「アルテ」1巻【AA】が19日に発売になった。ルネサンス時代のフィレンツェを舞台に、貴族の家に生まれた少女・アルテが、画家になりたくて画家工房に弟子入りするお話で、オビ裏面は『喜んだり、怒ったり、泣いたり、笑ったり、恋したり、アルテ15歳の挑戦』、オビは『箱庭お嬢様の画家修業が始まる』になってた。

大久保圭氏のコミックス「アルテ」1巻【AA】
「16世紀フィレンツェ。箱庭お嬢様の画家修業が始まる――」

「フィレンツェの貴族家に生まれた私、アルテは…
子供の頃から異常なほど絵にのめりこんでいた」

「どうして画家なんぞになりたい?」

「絶対…絶対に私は職人になってやるんだ!!」

大久保圭氏がコミックゼノンに連載されているコミックス「アルテ」1巻【AA】が、19日に発売になった。

16世紀のルネサンス時代フィレンツェを舞台に、貴族に生まれた少女・アルテが画家になりたくて画家工房に弟子入りしてる(当時の女性が画家になるのはかなり無理っぽい)というお話で、1巻折込チラシは『箱庭お嬢様の画家修業!!』、『女が絵を描く事が理解されぬ時代…それでも少女は諦めない』、『自分自身の力で生きられる道を目指したい。貴族家生まれのアルテは画家工房へ弟子入りを志願するが――』になってた。

「アルテ」1巻【AA】のオビ謳い文句は『期待の新星、最旬作!』、『16世紀フィレンツェ。箱庭お嬢様の画家修業が始まる――』、オビ裏面は『喜んだり、怒ったり、泣いたり、笑ったり、恋したり、アルテ15歳の挑戦』になっていて、COMIC ZIN秋葉原店では大きく展開して『箱入り娘、画家を目指す!!』、『女性がひとりで生きる事が困難だった16世紀初頭、15歳のお嬢様が「女だから」な社会に挑む!!』POPが付いていた。

16世紀初頭・フィレンツェ。芸術など文化活動が花開いたルネサンス発祥の地。そんな活気あふれる華やかなる時代に、貴族家生まれのアルテが画家工房への弟子入りを志願する。女性がひとりで生きて行くことに理解のなかった時代、様々な困難がアルテを待ち受ける。 裏表紙

なお、「アルテ」1巻【AA】の感想には、先刻の箚記さん『特筆すべきは、絵の魅力。主人公アルテが可愛いのは見ての通りなので、表情も豊かです。建造物から小物に至るまで、細かく16世紀イタリアの雰囲気を演出してくれています』、しばた亮さん『雰囲気は「ジゼル・アラン」とか「乙嫁語り」とかそっち系でいい感じです。時代設定がら男尊女卑の世の中なので、ひたむきに頑張るアルテは応援したくなる』、Ebiさん『主人公のアルテはもちろん、あとで出てくるヴェロニカなど強く生きる女性の物語。この時代背景の場合、その理解者なんてのは男はもちろん女にも少ないだろうから苦労は多そう。その中でアルテの恋は実るのか』などがある。

「アルテ」1巻コミックス情報 / 大久保圭氏のブログ

「あんたをウチの弟子に
してやるよ」
「自分自身の力で生きられる道を目指したいんです」
「お母様が何と言おうと
私は出て行きます」
「使い走りとして働きながら
工房仕事を学んでゆく」
「バカ正直な所くらいしかとりえがないんだからな」
「やったじゃねぇか
お前の初仕事だな」


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【関連リンク】
徳間書店
「アルテ」1巻コミックス情報 / 試し読み
コミックゼノン / Blog / Twitter
反骨と気骨の物語
大久保圭氏のブログ
アルテ1発売に関連するお報せ

ルネサンス - Wikipedia
フィレンツェ - Wikipedia
ルネサンスの女性たち

【感想リンク】
ヨーロッパ文化の基礎「ルネサンス」を学べる漫画が面白い
私が幸せになるルールは、私が決める。差別の時代を気高く生きた1人の女性の物語
女性差別に立ち向かう、憤怒の感情を描く『アルテ』
【オススメ】16世紀フィレンツェ舞台の画家話。 女性画家が主人公という設定が面白い
ルネスサンス情熱!僕のこの手はいつも何か探し燃えてる!
『エマ』『ジゼル・アラン』などの雰囲気が好きならこの作品に相性が良いかも。
初連載ということですがそんな事を感じさせない画力
この絵から生み出される雰囲気がとてもいい
反骨と気骨の物語
女性が一人では生きていく事ができなかった時代
16世紀フィレンツェ・画家志望・貴族のお嬢様
ひたむきに頑張るアルテは応援したくなる
アルテの恋は実るのか
「アルテ」1巻 - 読書メーター



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