「君と一緒にいられたら」　配信中
（サークル六月の産声/p優）

ソフトな色塗りと艶やかな女肉の描写をたくみに活かし、しっとり感傷を誘う作風のサークル「六月の産声」・p優さんによるセリフ文字つきミニCG集「君と一緒にいられたら」が配信されました。

こちらがヒロインの長谷川栞（はせがわ しおり）。主人公の青年が未熟だった昔、ケンカ別れしたのをずっと後悔していたお相手です。

心残りは栞のほうも同じで、思い出に浸りながらモヤモヤムラムラした流れでホテルへ直行。彼女にはすでに家庭がありますが、くすぶる気持ちに区切りをつけたいという望みに2人とも身を任せるのでした。

「思い出してきた…。触られる順番とか、撫で方とか、力加減とか腰の速さとか……」。肉棒を奥まで突きこみ、見るからにずっしり重量感がある巨乳と秘部をいじっていると、その感触を栞が懐かしんできます。付き合っていたころについてポツポツと語らいながらエッチするので、目の前のエッチシーンに「昔していたエッチ」への想像が上乗せされて、情感に2倍の厚みが出てきます。おかげで作品のボリューム以上に満足感が大きい内容になっています。

「ふふ、このおち◯ちんを勃てるのは、私がいちばん上手いんだから♡」。お口で肉棒を温かく迎え入れた栞の、いたずらっぽい表情が恋人気分をかきたてます。ねっとりフ◯ラで勃たせてもらってからの2回戦目は、むちむちドスケベボディが勢いよくはずむ騎乗位。のしかからんばかりに巨大なおっぱいと肉感豊かな下腹部まわりの圧倒的存在感が、「こんないい女とみすみす別れたなんて！」というやるせなさ、もったいなさを視覚的に増幅させます。

以上のように「君と一緒にいられたら」は、端的に言えば人妻不倫ものではありますが、主人公のモノローグやヒロインの健気な仕草によって、ただ浮気の快楽を描いたと言ってしまうには、あまりに切ない心情をつづっています。漏れる愛液、吹き出すザ◯メン、そして流れる涙……すべての体液が等しくなり、エロとエモがまざりあう濃密な一夜を描いた内容がお見事です。最後に「つづく」表記があるので2人の関係にはまだ先があるもよう。次回も楽しみです。

全体通しての注目ポイントとして、特徴的なライティングも見逃せません。夕日の明かりやホテル室内の照明による赤み、つまり昼が終わりながら夜になりきらない日暮れの色合いが、まぶしい青春時代の恋が終わっても、名残惜しさを引きずる心を美しく表現しています。

この夕焼けカラーはサークル「六月の産声」作品の持ち味のひとつで、「秋めく夕暮れとおねえさんのま◯こ」「田舎の夏休み」など他でも効果的に使われています。そのへんを確認したい場合は、過去作をまとめた「柄あゆり日誌 総集編」というパックがおすすめです（※柄あゆり＝p優さんの旧名義）。

【文・モヤモヤ民】