2024年04月15日

ふしぎの国のバード11巻 「アイヌ編、開幕!失われゆく文明を、記し、遺す最後の旅へ」

佐々大河「ふしぎの国のバード」11巻 イギリス人女性冒険家が明治初期の日本を探検する、佐々大河氏のコミックス「ふしぎの国のバード」11巻【AA】がアキバではもう出てる。コミックス情報は『函館を離れ、アイヌの人々が暮らす土地に踏み入れたバード』で、オビは『アイヌ編、開幕!失われゆく文明を、記し、遺す最後の旅へ』だった。

佐々大河の漫画「ふしぎの国のバード」11巻
佐々大河氏のコミックス「ふしぎの国のバード」11巻【AA】
「アイヌ編、開幕!失われゆく文明を、記し、遺す最後の旅へ――」

「お世話になりました!」
函館 英国領事館 「お世話になりました!」 「お気をつけて、バードさん」

「(もしかして、アイヌ…!?)」
「(豊かな髪と髭、弓矢を携えてる。あれってもしかして、アイヌ…!?)」

「(これまで目にした物とは、明らかに異質な道具)」
「(たおやかにうねる刺繍の文様。憂いを帯びた瞳の光。
これまでの旅で目にした物とは、明らかに異質な道具の数々)」
メロンブックス秋葉原1号店
COMIC ZIN秋葉原店
アニメイト秋葉原2号館

佐々大河氏がハルタで連載されているコミックス「ふしぎの国のバード」11巻【AA】が、アキバではもう出てる(公式発売日は15日)。

『ふしぎの国のバード』は、カドコミの作品情報によると『時は明治初頭。東京から蝦夷まで、地図なき道を旅したイギリス人がいた。その名はイザベラ・バード、冒険家。彼女の目的はただひとつ、滅びゆく日本古来の生活を記録に残すこと』という、イギリス人の女性冒険家:イザベラ・バードと、通訳:伊藤鶴吉が横浜から北海道までを旅した旅行記「日本奥地紀行」を元に描かれた作品。

今回発売になったコミックス「ふしぎの国のバード」11巻【AA】には第50話〜第54話と、描き下ろし番外編「取材はたのしいのコーナー」を収録(もくじ)し、裏表紙は『唄うように語り、描くように記した神秘の人々と出会う』で、オビ謳い文句は『アイヌ編、開幕!失われゆく文明を、記し、遺す最後の旅へ――』だった。

旅へ出よう。古き暮らしを、未来に残す旅へ。函館を離れ、ついにアイヌの人々が暮らす土地に踏み入れたバード。そこでの暮らしは、これまで見てきた日本の暮らしとは全く異なるもので!?英国人冒険家と往く日本。待望のアイヌ編スタート! コミックス情報

「ふしぎの国のバード」11巻【AA】の感想には、にゃんこ地蔵さん『当時の日本の風習、現代を生きる私にもふしぎの国と思う事も多く、むしろ西洋人のバードさんの考え方感じ方の方に共感多々あり』、chanduさん『金カムとはまた違った角度からのアイヌ民族の描かれ方してて興味深い。こっちのほうがよりリアルなアイヌと和人の関係なのかな』、マリンバさん『急にバードが生き生きと動き始めた気がする。それがとても良い』などがある。

なお、描き下ろし漫画「取材はたのしいのコーナー」で、作者:佐々大河氏は『この漫画は、バードの旅行記やいろいろな資料をもとに描いています。とはいえ、本だけでは分からないことも多いものです。というわけで、蝦夷編の前に北海道取材に行って来ました!取材の成果は本編でバンバン発揮するので、次巻もお楽しみに!』などを描かれている。

「ふしぎの国のバード」11巻コミックス情報(試し読みあり)

「まるで夢のようだったわ。名前すら聞けず残念だったけど」
「ここにもアイヌはいるはずです。探してみましょう」

「(昨日の狩人には髭があったし、民族衣装を着ていた。振る舞いも全然違う)」

「“アイヌ語の名もありましたが、もう捨てました”」

「あのアイヌに同情しているんですか?」
「風景も文化も生活も、消え去る運命にあるかもしれない」
胆振国幌別群 幌別集落
「これが、アイヌの集落…!」
「すごい…!見たことないものばかり…!」
「これがアイヌの治療法…!(蓬は西洋でも古くから薬に使われてきた)」
「“神の魚。鮭はアイヌからそう呼ばれています”」


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ふしぎの国のバードのニュース - アキバBlog

【関連リンク】
KADOKAWA / ハルタ / Twitter
「ふしぎの国のバード」11巻コミックス情報(試し読みあり)
カドコミ「ふしぎの国のバード」掲載ページ / ニコニコ静画
ふしぎの国のバード - Wikipedia

イザベラ・バード - Wikipedia
日本奥地紀行 - Wikipedia
イザベラ・バードの日朝中
イザベラ・バードの見た明治日本(東京〜会津) / 新潟〜秋田 / 黒石〜北海道

【感想リンク】
当時の日本の風習、現代を生きる私にもふしぎの国と思う事も多く
また違った角度からのアイヌ民族の描かれ方してて興味深い
当時のアイヌの人達の困難がよりリアルに描かれていて苦しい…
イトですらアイヌに対する偏見を持っているところが興味深かった
急にバードが生き生きと動き始めた気がする
先入観がないバードさんと先入観しかない日本人との対比よ
あのアイヌに同情してるのですか?の問い掛けへの答えは固い意思
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