2024年10月14日

贋 まがいもの2巻 「画家はその才能を犯罪に使う。話題のアート×クライム」

黒川裕美「贋 まがいもの」2巻 黒川裕美氏のコミックス「贋 まがいもの」2巻【AA】がアキバではもう出てる。昭和初期を舞台にし、裏表紙は『視力を失うことを知った内海馨は、子供たちに金を残すために贋作を作り続けることを決意』で、オビは『3人で生きるため、画家はその才能を犯罪に使う。話題のアート×クライム第二巻!』だった。

黒川裕美の漫画「贋 まがいもの」2巻
黒川裕美氏のコミックス「贋 まがいもの」2巻【AA】
「3人で生きるため、画家はその才能を犯罪に使う。話題のアート×クライム第二巻!」

「今時は、どんな絵が売れてるんだ」
「…今時は、どんな絵が売れてるんだ?」

「肉筆浮世絵だよ」
「肉筆浮世絵だよ、岸田劉生 著“初期肉筆浮世絵”
この本の影響で大人気なんだ」

「作者不明の作ばかりなんですよ」
「それは寛文美人図といって、この頃はまだ、絵に落款を入れる習慣がなかったんです。寛文美人図は、作者不明の作ばかりなんですよ」
メロンブックス秋葉原1号店
COMIC ZIN秋葉原店
アニメイト秋葉原2号館

黒川裕美氏がハルタオルタで連載されているコミックス「贋 まがいもの」2巻【AA】が、アキバではもう出てる(公式発売日は15日)。

『贋 まがいもの』は昭和初期を舞台にし、第1巻発売時のコミックナタリーによると『幽霊画を専門とする画家・薫は、実力はありながらもその薄気味悪さも相まってまったく売れずにいた。家賃も滞納し続けいよいよ追い出されそうになった彼は、身の回りのものを質屋に持ち込むも二束三文にしかならない。居候の少女・撫子と杏子を食わせていくためにもと、薫はその実力を贋作作りに注いでいく』から始まるお話。

今回発売になった「贋 まがいもの」2巻【AA】には、第6話から第10話を収録し、裏表紙は『プロの目利きを騙せるか――緊迫の鑑定シーンが繰り広げられる第二巻!』で、オビ謳い文句は『3人で生きるため、画家はその才能を犯罪に使う。話題のアート×クライム第二巻!』だった。

視力を失うことを知った内海馨は、子供たちに金を残すために贋作を作り続けることを決意する。買い手を探す内海の前に現れたのは、ひと癖ある画商・蜂谷。絵を買い取らせることはできるのか 裏表紙

また、「贋 まがいもの」2巻【AA】のコミックス情報は『その才能は贋作づくりで開花する――。名声や金に背を向け、独自の絵を描き続けていた画家・内海素馨(うつみ・そけい)。自らの視力が失われていくことを知った内海は、共に暮らす二人の子供のために、贋作で金を稼ぐことを決心する。「アメトーーク!“マンガ大好き芸人2024”」や「川島・山内のマンガ沼」で絶賛された注目作!』になっていて、オビでは芸人・川島明氏(麒麟)が推薦コメント『技術と絆でつくりあげる贋作物語。でもこの漫画はまごうことなき本物』を寄せられてる。

「贋 まがいもの」2巻コミックス情報(試し読みあり)

「(全体的に胡粉が濃い、そのせいで上から引いた墨や絵の具が斑になってる。モチーフも相まって妙な生々しさがある…)」

「(有名絵師の作となると、出所来歴が不明な物はまず買い取られない。その点、寛文物は特定の有名絵師がいない、それなら贋作を作ってもバレにくい筈だ)」

「寛文美人図の完成だ」

「300円でいかがですか?」【現在の価格で81万円ほど】
「(本当に、人を騙したんだ)」
「(あの画商はバレにくい地味な作でも、安定して書い続けてくれる)」
「英山は華やかで、可愛い感じでしょ。英泉は粋で格好良い感じがするもの」
「(本物の違い。英泉に寄せればどころじゃない)」
「(無理だ、あの程度の下絵では、絶対に、騙せない)」




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