おままごとのおわり。さかさな短編集　「愛らしくて歪な少女たちの執着と離別」

さかさな氏のコミックス「おままごとのおわり。 さかさな短編集」【AA】発売
「“奈落の花園”の著者が描き出す、愛らしくて歪な少女たちの執着と離別」

夏のあとかた（初出：コミック百合姫2020年10月号）
「（みんなと同じことをして、みんなと同じことを言って、毎日毎日）」

「乙女小百合。あなた今日から、私の奴隷（もの）ね」

「ちょっなになに！？」 「持ち物には名前書かないと。先生いつも言ってるでしょ」

アニメイト秋葉原2号館

メロンブックス秋葉原1号店
特典：イラストカード

COMIC ZIN秋葉原店

さかさな氏の短編集コミックス「おままごとのおわり。 さかさな短編集」【AA】が、18日に発売になった。

今回発売になった短編集「おままごとのおわり。」【AA】には、コミック百合姫やガンガンJOKER、一迅社のアンソロジーに掲載された「夏のあとかた」、「お誕生日おめでとう。」、「まよいどり」、「ロングロングタップオンリーオンリールック」、「一畳春夢」の計5編を収録（初出一覧）。

さかさな氏の告知は『美しいいじめられっ子の「奴隷」になる話／擬似双子百合／大学生のお姉さんに告白される小学生／SNSで◯◯配信／いろんなことを教えてくれる近所のお姉さん。たくさんの「痛み」をお届けします！』とのことで、裏表紙は『無垢な笑顔と裏腹に、少女たちは生々しく生きている――』、オビ謳い文句は『それは、甘い少女時代が、終わりを告げるとき――』、『「奈落の花園」の著者が描き出す、愛らしくて歪な少女たちの執着と離別』になってた。

親に日常に飽きた女子小学生・小百合はある日万引きをクラスのいじめられっ子・リンに見つかってしまう。それからリンは小百合を「奴隷」と称して毎日体育倉庫で噛み跡をつけるようになり…「夏のあとかた」を含む5作品を収録。少女たちの美しさと残酷さを描き出す著者初の短編集
コミックス情報

「おままごとのおわり。」【AA】の感想には、きょん八丈島さん『少女だけが居られる繊細で綺麗な、そして大胆で汚れた世界。全編に優しいミルクの香りが漂う残酷な大傑作短編集』、ただの布教アカウントさん『どの掲載誌でも作風が一貫していて、通して読むと先生の世界観に浸ることができて最高です』、曙さん『改めて読んでも素晴らしいし、未履修だった短編は本当に神だった。再録ありがて〜』、ibaranika2さん『同性愛というだけで禁断と言われる時代は過ぎ去ったけども、倒錯的なロリ百合漫画の中にはまだ禁断のエッセンスが残っているのだ。傑作ですね』などを書かれている。

なお、作者：さかさな氏は後書きで『一部割愛した作品もありますが、2019年〜21年の短編をまるっと収録しております。どれも「この先漫画が描けなくなるなら何を描きたいか？」と考えながら作っていました。この短編集のなにかひとつが、あなたの心のどこかにいつまでも置いておいてもらえるような、そんな一冊になっていたら嬉しいな〜』などを書かれている。

「おままごとのおわり。 さかさな短編集」コミックス情報 / さかさな氏のTwitter

お誕生日おめでとう。（初出：コミック百合姫2020年2月号）
「（幌村聖と塩谷聖はおんなじだ）」

「今日から中学生かぁ」
「わたしパーマかけてるみたいに見えるから、先生に何か言われるかも」

「ひとつになろうよ」

まよいどり
「ナツはすきってわかる？」

「私さぁ、小瑠璃ちゃんのこと好きなんだよね」

「すきだよ。待たせちゃってごめん」

ロングロングタップオンリーオンリールック
｢捨てられて1ヶ月たちました｣

「私のアカウント、楓と共同にしない？」

「寝るとき真っ暗になると自分がぜんぶなくなるようで、夜ってだいきらい」