バクアクギ１巻　「国民としての、命を賭けたギャンブル開幕！」

原作：りんご犬氏＆作画：ふぉっくスー氏のコミックス「バクアクギ」1巻【AA】発売
「国民としての、命を賭けたギャンブル開幕！」

「この国は沈みゆく船だ、経済成長率は10年連続でマイナス、もはや朝日も拝めない。全ての福祉を廃止し、我が国は、全ての弱者を切り捨て、先へと進む！」

「私、釈迦堂つくも、キミは？」 「…戸辺五十六です」

「お待たせしました。これで受給者が5人」

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原作：りんご犬氏＆作画：ふぉっくスー氏がくらげバンチで連載されているコミックス「バクアクギ」1巻【AA】が、7日に発売になった。

『バクアクギ』は、コミックナタリーによると『国が仕掛けたギャンブルゲームに青年・戸辺五十六とアイマスク姿の女性・釈迦堂つくもが挑む物語。このままでは国の未来はないと悟った総理大臣は、弱者を切り捨てるべく一切の社会福祉を廃止すると宣言する。反感必至の政策を前に、政府は救済案「棄民救済法」を打ち出す。その対象者として市役所の地下に集められたのは、生活保護、高齢者年金、高額医療支援、児童福祉手当を受け取っている者たち。生産性がある国民を選出するという目的で、彼らは命がけのゲームを強制される』というお話。

今回発売になった「バクアクギ」1巻【AA】には、第1話から第4話と、おまけ漫画を収録し（もくじ）、裏表紙は『あみだくじ、ビンゴゲーム、誰もが知っているゲームで、負けたら…死！』、オビ謳い文句は『我が国は全ての弱者を切り捨てる――』、『国民としての、命を賭けたギャンブル開幕！』だった。

戦後日本、先進国と言われつつも経済は停滞し続けるなか、いつの間にか諸外国の“経済的奴隷”となってしまっていた。ある時、内閣総理大臣が状況に危機感を覚え「棄民救済法」を打ち出す。生活保護、高齢者年金、医療保険などの一切の社会福祉を廃止するという内容だった。反感必須の政策を前に政府は1つの救済案を提示する…それはゲームを通して“生産性がある国民”を選出するというものだった…　コミックス情報

「バクアクギ」1巻【AA】の、らるてよさんの感想は『面白かった！ルールの隙間考えるのも楽しい。デスゲームやカイジをそんなに読んで来なかった人間なので新鮮』などなど。

なお、原作：りんご犬氏は後書きで『Twitterで現実逃避をはじめて6年くらい？ようやく連載できました。うれしいです。ふぉっくスーさんの作画と担当編集さんのご助言によって、良いまんがになってますので、次巻もなにとぞ』、作画：ふぉっくスー氏の後書きでは『初単行本＋始めての原作付きの作品といういことで、ひじょーにキンチョーしております！おもしろい作品に関わらせていただいた、りんご犬先生には、あたまがあがりません』などを書かれている。

「バクアクギ」１巻コミックス情報 / 連載ページ

「さて、封筒が届いた皆様は…」

「生産性の低い国民、要はゴミです」

「最大一千万円お渡しします。人生の起爆剤としては十分でしょう。審査はこの場にふさわしい、誰もが知るゲーム、阿弥陀くじ」

「1人だけ、一千万円を差し上げましょう」

「横線なんて引かなくていい、全員がこのままシートを投入口に入れるんだ」

「不真面目のにおいがする」

「迂闊にも自らを殺す線を引いたんだ」

「やっぱり受け取れません…このお金は…ダメです」

「一億円で、全ての審査工程を免除します」