2025年04月13日

本なら売るほど2巻 「本っていいよな、が詰まっている漫画」

児島青「本なら売るほど」2巻 児島青氏のコミックス「本なら売るほど」2巻【AA】がアキバではもう出てる。裏表紙は『古本屋めぐりが趣味のサラリーマン、小説に食傷気味の漫画家、質草を処分しにきた質屋――。古本屋「十月堂」には、今日も様々な人が訪れる』で、kiraさんの感想『本っていいよな、が詰まっている漫画』などがある。

児島青の漫画「本なら売るほど」2巻
児島青氏のコミックス「本なら売るほど」2巻【AA】
「本にはまだ、役割がある。そう思わせる出会いがある」

「(いつの間にか新しい古本屋ができていた)」
「(帰り道を変えてみたら、いつの間にか“新しい”古本屋ができていた)」

「(面白い店はいい匂いがする)」
「(面白い店は“いい匂い”がする。
どんな匂いと聞かれても説明できないが、野生の勘のようなものだ)」

「もうちょっとうちの棚にいてほしかったな」
「この本、今日入荷したばっかです。もうちょっとうちの棚にいてほしかったな」
「…それは悪いことをしましたね」
アニメイト秋葉原2号館
メロンブックス秋葉原1号店
ゲーマーズ本店
特典:ペーパー

児島青氏がハルタで連載されているコミックス「本なら売るほど」2巻【AA】が、アキバではもう出てる(公式発売日は15日)。

『本なら売るほど』は、1巻発売時のコミックナタリーによると『ひっつめ髪の気だるげな青年が営む古本屋・十月堂。読書好きが高じて古本屋を始めたものの、店主は売れない本を処分しなければならない現実に苦悩していた。そんなある日、彼のもとに1件の買い取り依頼が届いて…。本好きの常連さん、背伸びしたい年頃の女子高生、不要な本を捨てに来る男、夫の蔵書を売りに来た未亡人など、さまざまな客と十月堂店主の、本をめぐる多彩な物語が展開される』で始まった作品。

今回発売になったコミックス「本なら売るほど」2巻【AA】には第7話〜第12話を収録し、オビ謳い文句は『本にはまだ、役割がある。そう思わせる出会いがある』、『街の小さな古本屋「十月堂」は書棚をいっそう充実させて、今日ものんびり営業中です。かつて誰かが手放した本を、次の読者へ届けるために』で、裏表紙は『古本屋めぐりが趣味のサラリーマン、小説に食傷気味の漫画家、質草を処分しにきた質屋――。古本屋「十月堂」には、今日も様々な人が訪れる。“特別な一冊”との出会いを求めて。本と人生をめぐる短編連作シリーズ第2巻』になってた。

街の小さな古本屋「十月堂」にて。ある日店主は、初めて店を訪れた客にこう問われた。「読まなきゃ死ねないってぐらい、面白い本を教えて下さい」“オススメの本”――それは、すべての本好きが対峙する永遠の未解決問題!十月堂のチョイス、そしてお客さんの真意とは?
古本屋「十月堂」を舞台に、さまざまな愛書家たちの人生の機微を描く
コミックス情報

なお、コミックス「本なら売るほど」2巻【AA】の感想には、Y2Kさん『ここぞを絵と間合いで伝える表現力。あるいは10話&11話が著者の本領発揮か』、Asylum Pieceさん『冒頭から「うわ、古本者のことをよく理解したお話」にいきなりガツンとやられ〜魅力的なものばかりだった』、kiraさん『本っていいよな、が詰まっている漫画』などがある。

「本なら売るほど」2巻コミックス情報

「勉強になるんですよああいう大型チェーン店。同業なのにうちと全然違うでしょ。
相手にしてるお客さんが違うんです」

「俺の店は、大型店の手のひらから零れた本やお客さんのための店にしたいんで…」

「ほんとは俺も…古本屋の店主より、客でいたかったなあ…」

「とにかく面白い本をください。長くて面白い本を」
「明日の手術は僕がこれを操作して行います」
「今までの人生で一番生きてるって感じがしました」
「新刊書店では、入荷した本の4割は売れずに返本されるらしい」
「急に目の前の本棚が途方もなくデカく見えたんです」
「ここにあるすべての本は、歴戦のサバイバーなんだから」


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「本なら売るほど」街の小さな古本屋を舞台に描かれるヒューマンドラマ(1巻発売時)

【感想リンク】
本っていいよな、が詰まっている漫画
ここぞを絵と間合いで伝える表現力。あるいは10話&11話が著者の本領発揮か
ノスタルジーだけではない本への愛情と、「本の強(したた)かさ」
魅力的なものばかり
やっぱり面白い
冒頭の古本屋巡りが趣味のサラリーマン。こんな年の取り方をしたい
読み終わった後のこの浸る時間がたまらない



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