甲化人間１巻　「近未来、すべての人は蟹（キカイ）になる――出色のSF怪作！」

ハヤシロウ氏のコミックス「甲化人間」1巻【AA】発売
「近未来、すべての人は蟹（キカイ）になる。見えない圧力に挑む、出色のSF怪作！」

《すべての生物はやがて蟹になる》 「…うそくさ」

「行ってきますお父さん」 「真も早く高校を出て甲化できる歳になるといいなあ？」
「（甲化…あたしも18歳になったら、甲化か…）」

《甲化とは、健康寿命を迎えた高齢者が安全かつ不自由なく老後を送るための支援目的の計画だった。脳を機械の器に移し替え、第二の人生を謳歌する》

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ハヤシロウ氏がヤンマガWebで連載されているコミックス「甲化人間」1巻【AA】が、18日に発売になった。

『甲化人間』は、コミックナタリーによると『人間が脳を機械の器に移し替え、第2の人生を謳歌する"甲化"。甲化することが常識となった世界で、甲化した父と暮らす女子高生の船国真（センゴクマコト）はどうしてもその状況を受け入れられずにいた。そんなマコトのもとに、ある日、謎の女性が現れる。彼女はマコトの父親の脳は人工知能とすり替えられており、元々の脳を器に納めるためにやってきたという。甲化に対する疑問を持ち続けていたマコトは、半信半疑ながらも彼女についていくことにするが…』から始まるお話。

今回発売になった「甲化人間」1巻【AA】には、第1話から第7話を収録（もくじ）、オビ謳い文句は『発売前からSNSで大バズ！』、『近未来、すべての人は蟹（キカイ）になる――。見えない圧力に挑む、出色のSF怪作、凄誕！』だった。

「お前も学校出たら甲化するんだぞ」──脳を機械の器に移し替え、第二の人生を謳歌する“甲化”。周りがどんどん甲化していく中、女子高生のマコトはどうしてもその状況を受け入れられずにいた。しかしそんなマコトのもとに、甲化へのレジスタンス活動を行う女性が現れ‥‥！？そして彼女が口にした衝撃の事実とは──。信じていた日常が崩壊する、近未来SFバトルアクション！　コミックス情報

なお、「甲化人間」1巻【AA】の裏表紙は『危険は「便利」な顔をして、やってくる』、『人の健康長寿のために始まった「甲化政策」。蟹になった「お父さん」と暮らす15歳のマコトは、でも、自分は人のままでいたいと公言していた。現れた謎の人影が、仰天の事実を告げるまでは――』で、作者・ハヤシロウ氏は第1巻の発売に際し、自身のツイートで『人生長生きしてたら自分の本が出ることってあるんですね』などを告知されている。

「甲化人間」1巻コミックス情報 / ハヤシロウ氏のTwitter

「甲化も悪いことばかりじゃない、腹は減らないし、寝なくても働けるし、そのおかげで真を養っていけてる。俺たちは姿形が変わっても、その営みはずっと人のままだ」

「人は…何故、人なんだろう？」

「船国真、お前の父親は人ではない。人工知能とすり替えられてしまっている」

「父親は幼い船国真を連れて亡命を図った」

「人工知能と入れ替わり、お前は何も知らず、その偽物と暮らしている」

「私と来い、船国真」

「…見ろ、船国真。空っぽだ」

「今でもあたしの身を案じてる。あなたとお父さんと一体何が違うの…？」

「10年間…私の人生、楽しかった？」