彼女は裸で踊ってる1巻 「ストリップを観て、自らの体や性、世界と向き合う物語」



「(まただ、私はいつまで立っているだけで性の対象にされるのだろう)」

「お礼させてください」 「そんじゃさ劇場に来てよ。私、踊り子なんだ」

岡藤真依氏がモーニング・ツーで連載されてるコミックス「彼女は裸で踊ってる」1巻【AA】が、22日に発売になった。
『彼女は裸で踊ってる』は、コミックナタリーによると『女であることに嫌気が差しながら日々を生きる牧野綾は、ある日、電車で痴漢にあったところを“踊り子”だという桃尻かおりに助けられる。彼女に興味を持った牧野は、かおりが働いているという劇場に足を運ぶが、そこはストリップ劇場だった』から始まるお話。
今回発売になった「彼女は裸で踊ってる」1巻【AA】には第1話から第6話と、「ストリッパー・黒井ひとみからのラブレター」を収録(もくじ)し、裏表紙は『そのストリッパーは、命を燃やす』で、オビ謳い文句は『現役の踊り子&スト客から大絶賛の声多数!』、『ストリップを観て、自らの体や性、そして世界と向き合う物語』だった。
女であることに嫌気が差しながら日々を生きる牧野。ある日痴漢に遭った彼女を救ってくれた人物の正体はなんとストリッパーで…!?未知なるストリップとの出会いをきっかけに、彼女は自らの体や性、そして世界と向き合っていくことになる―― コミックス情報
「彼女は裸で踊ってる」1巻【AA】の感想には、漫画家:安永知澄氏『岡藤さんが魂をこめて描いていることがびしびしと伝わってきます』、あさ太郎さん『繊細に大胆に、ストリップの「今」を伝えてくれる。大切な人に渡したい1冊』、くろねこ文学さん『あんまり安易なことばで表現したくない複雑な感動を味わった』、乗合自転車さん『男女問わず自分のアイデンティティーを見失っている人に読んでもらいたい一作』などがあり、ダ・ヴィンチWebでの小林聖氏の書評は『「つくづく女であることが嫌になります」。そう語っていた綾が、女という性を含めて自分を愛し、肯定していく。その過程が、勇気の物語であると同時に、ロマンティックな性と愛の物語にもなっている』とのこと。
なお、作者:岡藤真依氏は、あとがきで『ストリップの世界には、私がずっと作品で取り組んできた、「性を生きること」というテーマが内包されていると思います。私がストリップを見に行く中で出会った、劇場に集う人々には愛がありました。性の行き着く先には愛があるのだと思います』などを書かれている。
「彼女は裸で踊ってる」1巻コミックス情報 / 岡藤真依氏のTwitter






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講談社 / モーニング・ツー / Twitter
「彼女は裸で踊ってる」1巻コミックス情報(試し読みあり) / Twitter
コミックDAYS「彼女は裸で踊ってる」掲載ページ / 作品情報
好きな服着て外出れないほど世の中狂ってるんでしょうか? - Youtube
そのストリッパーは命を燃やす!
「彼女は裸で踊ってる」が本日発売開始です
ストリッパー・黒井ひとみさんからの応援メッセージも収録!
岡藤真依氏のTwitter / Instagram
取材ご協力くださった渋谷道頓堀劇場さんに単行本用のチラシ新たに納品しました
動画にしていただいています
「彼女は裸で踊ってる」第1巻書影出ました
痴漢された女の子がストリップと出会う話(0/8)
黒井ひとみ氏:みんなー!買ってー!読んでー!
ストリップを通して自らの体や性、世界と向き合う物語「彼女は裸で踊ってる」1巻
ストリップとの出会いで世界が変わる!「彼女は裸で踊ってる」1巻が本日発売

【感想リンク】
ロマンティックな性と愛の物語にもなっている
やっぱり紙の重みを感じながらがたまらないな
魂をこめて描いていることがびしびしと伝わってきます
専門用語やマナーを復習すると同時に、新しいこともたくさん知ることができました
表情のひとつひとつが、ずっと繊細なことに気づく
紙だと各話の繋がりがスムーズで没入感が強く、最後の独白がいっそう沁みました
繊細に大胆にストリップの「今」を伝えてくれる
あんまり安易なことばで表現したくない複雑な感動を味わった
男女問わず自分のアイデンティティーを見失っている人に読んでもらいたい