シチサブロー初単行本　夢後のグレイ１巻　「僕たちはもう幸せになれない」

シチサブロー氏のコミックス「夢後のグレイ」1巻【AA】発売
「僕たちはもう幸せになれない」

「やっぱり僕はひとりぼっちだった…」

「あなたは神を信じますか？」

「あの小さな身体でよく飲みますよね」
「アデンツィ帰りか。よっぽど忘れたいことでもあるんだろう」

アニメイト秋葉原2号館
特典：複製ミニ色紙

メロンブックス秋葉原1号店
特典：イラストカード

ゲーマーズ本店
特典：ブロマイド

シチサブロー氏が電撃マオウで連載されている初単行本「夢後のグレイ」1巻【AA】が、アキバでは25日に発売になった（公式発売日は27日）。

『夢後のグレイ』は、連載開始時のコミックナタリーによると『主人公は、紛争に参加していた兵士エフ・ニーネ。戦場から離れても日常に慣れることはなく、救われることのない日々を過ごしていた。第1話では、そんなエフの前に宗教の勧誘をする女性リィが現れる』から始まるお話。

今回発売になったコミックス「夢後のグレイ」1巻【AA】には第1話から第4話と描き下ろし漫画「リィの布教道中（1）ネーネム編」を収録（もくじ）し、裏表紙は『夢の後には、後悔だけが残った』、『世界に捨てられた敗残兵が願う幸せは、まやかしの安寧か死の甘言か』で、オビ謳い文句は『戦争の呪いに囚われ、不幸にすがる元義勇兵の少女とそんな彼女を幸せにすると執着する宣教師。2人の「戦争」を巡る長い旅が今、始まる――』、『僕たちはもう幸せになれない』だった。

ひとりぼっちの僕は、死ぬことすらできなかった――戦場で生き残った少女エフは、生きる意味を見いだせないまま、ただただその日を暮らしていた。そんな彼女を救おうとするイウリ教の宣教師リィは、言葉巧みにエフを街の外へ連れ出そうとする。二人が互いのことを知ろうとしたとき、エフを戦場へと戻そうとする傭兵集団が襲ってきて――！？　コミックス情報

なお、作者：シチサブロー氏は、コミックス「夢後のグレイ」1巻【AA】のあとがきで『こうやって形になるまでとてもとても紆余曲折ありましたが、ひとまず一巻を出すことが出来てほっとしています。こんなにマンガを描いたのは初めてのことで日々問題ばかりですが、エフやリィ、ニーデゲルトらが「終わりの向こう」をどうたどっていくのか、その道筋にお付き合い頂けましたら嬉しく思います』などを書かれている。

「夢後のグレイ」1巻コミックス情報 / シチサブロー氏のTwitter

「なんで死ねなかったんだろう。どこまでも一緒だったはずなのに…」

「あのー、お助けしましょうか？」 ぱあっ

「エフさんは戦争に呪われている。それで終わる人生、悲しすぎるじゃないですか」

「（一瞬でも考えてしまった。死人は生き返らないのに）」

「アデンツイの殺し屋。そんなふうに言われた兵士が」

「不幸を振りまいてきただけの人間がさ…」

「（私が幸せにしますね、ぜったい…）」

「あまりに久しい、哀しきリンツの飼い犬」

「（やっぱりないんだ、覚悟――）」