2004年05月13日

IntelのNetBurst(Pentium 4系)アーキテクチャはもう限界

2004-05-13-03.jpgインプレスPCウォッチよると、Intelは将来のNetBurst系CPUをすべて開発中止したそうだ。現在の90nm版Pentium 4(Prescott:プレスコット)が、事実上最後のNetBurst系アーキテクチャのCPUになるらしい。



今回のTejas開発中止の裏にある根本原因は明瞭だ。ひとつは、もはやシングルコアの複雑度を増やしてパフォーマンスを向上させることは限界があるということ。マルチコアへ向かわないと、CPUのパフォーマンス向上が望めなくなりつつある。実際、今や、ほとんどのCPUベンダーがマルチコアへまっしぐらに進んでいる。「シングルコアよりマルチコアの方が合理的」とソニーの久夛良木健氏(ソニー副社長/ソニー・コンピュータエンタテインメント社長兼CEO)も指摘する。PCやサーバーだけでなく、PlayStation 3や次世代Xbox(Xenon)といった次世代ゲーム機もマルチコアへ向かっている。

また、Intel自身も、ちょっと前からTejasのキャンセルを計画していたフシがある。そう考えるとつじつまが合う動きがいくつかあるからだ。「IntelはProcessor Numberを急いで導入したが、その背景には、今回のTejasのキャンセルがあったのでは」という推測もある。Processor Numberの製品のリリース時期と、Tejasのキャンセル情報のリークが重なったのは、偶然ではないかもしれない。



5/8に書いた「Intelがなぜモデルナンバーを採用するのか~それはNetBurstアーキテクチャの終焉?」の記事タイトルに書いた展開になったわけだが、今後はパソコン環境も大きく変わり、携帯電話選びの際のように「採用されているCPUの種類やクロックはほとんど考慮されない」日もくるだろう。すでに中央通り沿いのいい場所からPCパーツショップが減っているが、いずれアキバは完全に「アニメ、同人誌、エロの街」になると思うぞ。


関連リンク
●INTELのTejasキャンセル後の推定ロードマップ

●サン、Niagaraチップの設計を完了
Niagaraは、各々4つのスレッドを扱えるチップコアを8つ使うという異例の設計らしい


アキバBlogトップページへ

この記事はよもやま[2004] カテゴリーに含まれています | Edit
この記事へのトラックバック
アキバblogに載っていますが、PC関係の情報を扱うMYCOM-PCWEBで行われてるベンチマークスコア結果が明らかに歪曲されている模様です。 Intelの問題児「Prescott」が発売されてから数値が変わったらしい Athlon64 3400+    7329 → 6488 Pentium4 3.2Ghz   6465 →
MYCOMの情報歪曲【Sight from the MOON】at 2004年06月23日 20:16