2004年05月14日

802.11b無線LANと低速時の802.11gに「8秒以内で通信不能になる脆弱性」

2004-05-14-01.gifITMediaによると、IEEE 802.11bや20Mbps以下の低速で通信を行う802.11gには「電波の届く範囲にある無線LANであれば、どれでも5~8秒で停止させられてしまう」恐れのある脆弱性があることが確認されたらしい。JPCERTもこの問題に関するセキュリティ勧告を発行したそうだ。掲載の画像はあくまでもイメージだ。

「攻撃者がこの脆弱性を利用するには、一般的な無線LANアダプタがあればいい。それを使ってコンピュータを無線LANに接続する代わりに、アダプタ内のプログラムコードを変更して通信を妨害できる。無線LANアダプタのコードに細工をすると、そのアダプタは多量の情報を送信し、無線ネットワークはこれを誤ってデータの衝突ととらえる。そうなると、ネットワーク上のすべてのデバイスが、データを送り出すのを少しの間遅らせる。その間も改造した無線アダプタは無線LANが通常の転送を再開できないように、妨害信号を送り続けるため、改造無線LANアダプター近隣の無線LANは通信不能状態におちいる。」ということらしい。

「基本的にはコードに細工した改造無線LANアダプターを使うと、100メートルの範囲にある無線LANであれば、どれでも5~8秒で停止させられる」そうだ。

また今回の脆弱性は IEEE 802.11 DSSS のプロトコル仕様そのものに起因するため、対処するためのソフトウェアやファームウェアは現在のことを公開されていないそうだ。


バッファローの2004年度決算によると無線LAN製品の規格別の出荷内訳は、802.11g対応が約55%、b対応が約30%、aとgのコンボタイプが約15%となっており、「かなりgへの移行が進んでいるが、2台目、3台目と増設するユーザーに対しbが根強く売れている」らしいので、今回のIEEE 802.11bの脆弱性が修正されずに、802.11bの切り捨てにならないことを期待するぞ。今年後半にも登場する見込みの802.11e規格でも11gと同じ様に低速通信時にはおそらく脆弱性があるだろう。

郵便局、スーパーとか百貨店とかでレジに無線LANが使われるようだが該当するんじゃないか??
国によっては鉄道ネットワークやエネルギー輸送などのインフラの制御に脆弱性がある無線規格が使われているらしいぞ。


関連リンク
●802.11「i」「e」無線LAN製品、年内に登場


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